貸して~どうすればいいのか?~

令和2年6月30日(火) 文責:山神 寿江

 暑い毎日に夏の訪れを感じます。子どもたちも朝から汗をたくさんかきながら元気いっぱい遊んでいます。これから暑さも増し疲れが出やすい時期でもあります。子どもたちが毎日を元気に過ごせますように引き続き規則正しい生活(栄養ある食事・十分な睡眠)にご協力ください。園でも熱中症に十分に留意しながら水分補給や水遊び(シャワー)などを行い子どもたちが快適にそして楽しい日々を過ごせるように努めていきたいと思います。

4月からたくさんの成長を見せてくれる子どもたち。トイレでの排泄の成功が増えてきたり、ボタンはめが出来るようになり、一人での着替えが増えてきたり、苦手な食材(昼食のメニュー)にも少しだけでも挑戦してみようとしたりと子どもたちの力を感じる日々です。また何よりも子ども同士のかかわりが多くみられるようになってきたことに嬉しく思います。

子どもたちと過ごす中で友達が持っているおもちゃが欲しくて・・・しかし言葉で「貸して」となかなか伝えられずに、言葉より先に行動にでてしまい、無理にとってしまうという姿が多くみられていました。その都度間に入り2人の思いを受け止めながら代弁したり・・子どもたち同士簡単な言葉で伝えられるように・・・という経験を繰り返してきました。

まだまだ行動が先に出てしまう姿もありますが、「貸して」と主張する姿も見られつつあります。ある日のことです。こうきくんとたいちくんが大好きな車のおもちゃの取り合いをしていました。必要に応じ中に入ろうと思いしばらく2人のやり取りを観察していました。最初は「貸して」「いやだ」と言いあっていた2人でしたが、しばらくして2人で向き合い車のおもちゃを走らせ遊んでいました。相手のほうに走っていく車に大喜びの2人の表情には笑みが見られます。

ついつい言い合いを止めてしまったり、すぐに間に入ろうとしてしまいがちです。しかし今回の事で生まれて2、3年の子どもたちですが、自分たちでどうしたらいいのか考え、解決する力を持っていることを改めた感じ成長に感動することでした。私たち大人がすぐに喧嘩を止めてしまったり善悪を決めつけてしまうと子どもたちは自分の思いをしっかりと主張できず、またもやもや感を残したままになります。

自分の思いを伝えながらも相手の思いも聞き、じゃあどうすればいいか・・と何事も経験することを保障していきたいです。子どもたちの力は無限です、子どもたちの力を信じ「待つ」ということもこれから意識し日々を過ごしていきたいです。
最近帰りの会が終わると「あくしゅでバイバイバイ。また明日」といいぎゅーとすることが好きな子どもたち。今までは保育教諭と子どもたちが1対1でやっていました。

しかし友達同士でやってみる姿見られ「うわー素敵だね」と声をかけると「みんなでしよう」とあきなちゃん、いちかちゃん。最近ではみんなで大きな輪を作り「あくしゅでバイバイバイ。また明日」とぎゅーとしている子どもたちです。うれしそうな表情にほっこり温かい気持ちになります。

<お知らせ・お願い>

  • どろんこ用衣服の準備ありがとうございます。ご協力に感謝したします。天気の合間をみて泥遊びを思いっきり全身を使い楽しんでいきたいと思います。まだ持ってこられていない方は汚れていい衣服を持たせてください。
  • シャワーや水遊びをこれからしていきます。体を拭くフェイスタオルを持たせてください(園で保管をします)
  • 衣服の間違いがないように努めています。おさがりなどにも名前の記入をお願い致します。
  • 疲れが出やすい時期です。お家での様子に変化等ありましたらお知らせください。