文責 田代 美穂

宝の地図

〜友達とイメージを共有して表現する楽しさ〜

朝晩涼しい季節になり、外で遊んでいても過ごしやすくなってきました。夏の遊びも終わり、最近は運動遊びを楽しみながら自分の目標に向かってコツコツと挑戦する姿がみられています。年長児さんは最後の運動会。最初は楽しい!とウキウキしている子ども達もいましたがしかし挑戦を繰り返す中で「出来ない」「悔しい」「上手になりたい」という様々な感情が芽生えたり、友達の頑張りを自分の事のように応援したり、喜んだり…。毎日の遊びの中で一人ひとりが成長しています。この成長が子ども達一人ひとりの心を、とても大きくしてくれると思います。「おうちのひとにかっこいい所をみてもらう」と言って、一人ひとり日々挑戦を繰り返していますので、当日はぜひ子ども達の成長と頑張りを見て頂けたらと思いますのでたくさんの温かい応援をお願いします。

先日は年中児さんと年長児さんと一緒に宝の地図作りを楽しみました。子ども達のイメージを大切にしたいと思いこちらからはあえて子ども達のイメージを聞く事はせず、大きな紙をまずは子ども達に渡しました。紙を床に広げると扇風機の風で紙が飛ばされてしまいました。するとたいちくんは本棚から絵本を持ってきてくれ紙の四隅に置いてくれました。紙が飛ばされないように考えてくれたようです。周りの子ども達も「たいちくんありがとう!」とたいちくんのナイスアイディアに感心するとともに普段の生活の知恵を発揮する一場面でした。

 
描き始めはそれぞれが描きたいものを描いていましたが、道を描いていくうちに「ここのみちつなげる?」とすずちゃんとえいじくんがみちをつなげてみました。するとひまりちゃん、ゆあらちゃんは「じゃここわかれみちにしよう!」いちかちゃんやさきちゃんは「ここにバス描くね」あきなちゃん、さやちゃんは「ここにおうちかくね」こうだいくんは、クレヨンを2本持ち2本線でカラフルな道を描いたりと一人ひとりのイメージから友達とイメージを共有しながら楽しむ姿あり想像がどんどんふくらんでいました。最後は子どもたちのイメージが一体化し「ここには宝の鍵♪」「宝はここね!」とこっそり話をしながら想像の世界に入り込んでいましたよ。

地図作りを通して表現する事や友達とイメージを共有する楽しさを感じた子ども達は、「運動会の入場門もこんなふうに作りたい!」と意見が出ました。「100かいだてのいえみたいにしたいね!」と子ども達の中でイメージが膨らみ大好きな絵本をモチーフに入場門製作にも取り組んでいます。どんな入場門ができるか当日お楽しみにぃ~! あたたかいたくさんの応援をよろしくおねがいします。