できないことはやってあげる!~助け合う気持ち~

文責:折口美紀
 
 8月も終わりに近づきましたが、毎日猛暑は続いております。子どもたちも「あつーい!」と言いながら、「のどが渇く前にお茶をのむ!」を合言葉のようにしながら水分もよくとっていて、毎日キーパーのお茶はおかわりをいただくほどです。暑い毎日を過ごす中で、プールをしたり、できなくても水遊びやシャワーをして涼みながら、この暑さを乗り切っていきたいですね。

先日は、少し曇りがちだったため、プールを少しだけためて軽くあそぼうと思ったところ、子ども達から「船とかつくりたい!」との提案があり、急遽材料をかき集めて船づくりを行い、みんなで浮かばせて遊びました。自然と「♪う~み~はひろいーなおおきいな~♪」と子どもたちも口ずさみながら、遊びを楽しむ様子も見られ、その姿を見ていたるんびにさんたちも「ふねだぁ!」と見入っていました。子どもたちのアイデアを借りながら、あそびも臨機応変に対応していけたらと思います。

 さて、その船づくりの時のことです。どうやったら沈まないか、どうしたら旗を立てられるのか、など子どもたちの中でアイデアが飛び交います。「こっちにつけたら水入るんじゃない?」「そっち持っとくからテープ貼って!」など、お互いに考えながらつくりあげ、午後からは今度は改良をはじめました。「もっとしっかり貼った方がいいかも」など言いながら、自分の改良が終わっても「一緒行くから待っとくね」と、同じ遊びを楽しもうという素敵な姿を見ることが出来ました。最近では、こういった子どもたち同士で助け合ったり、一緒にやろうという姿がよく見られます。

月曜日の朝のシーツ入れでは、年少児さんが一生懸命やろうとする姿に手伝おうと行ってみると、そこには同じ年少児さんが、苦戦しながらも一緒に行う姿がありました。「手伝おうか?」と声をかけるも「(一緒に)やってるからいい~」と断られてしまいました。もちろん時間はかかりましたが、「できたよぉ!」と嬉しそうに伝えにくる達成感の顔に、待ってよかったなぁと感じました。

最近では、何がどこにあるかわからない・どうしていいかわからないなどの時、まず「お友だちに聞いてみてごらん」と伝えるようにしています。その時、聞く方も聞かれた方も自分ががどうしたらいいかをお互い考え、一緒にやろうとします。そして、できないことがあると助け合おうとしてくれます。どれだけ時間がかかっても、声をかけてくれた人のためにやろうとする気持ち、そして、一生懸命自分のためにやってくれた人への気持ちと言うのは、また次にその人を助けてあげたいと思ったり、同じ遊びを楽しめる仲間へとつながってくれているのではと感じます。

大人が全てを教え、全てを準備してあげることは簡単です。でも、これは子ども達でもできるかも…と感じた時は、手を出さずに子どもたち同士の力を信じていきたいです。もちろん時間はかかりますが、その分大きな成長が待っているのではと思います。

★8月の子どもたち★~~~~~七夕飾りを作りました~~~~~お弁当の日~
 年中児・年長児は松山市民プールへいきました! たくさんあそんで笑顔いっぱいでした☆

~クッキング~
かぼちゃまんじゅうをつくりました!!
固くて切るのも、かぼちゃあんを包むのも、難しかったけど上手にできました♪