刺激が力に!!~出来る喜びを感じて~

文責:山角 沙織

 先週、子どもたちが楽しみにしていた交流会が行われました。その日は、午前中に皆で食べるおやつのおはぎを作る事から始まりました。いつもは、自分たちの分を作る事を楽しみにしているのに「ねえ、おばあちゃんたちのは誰が作るの?」と自分の事より参加してくれる人の為に作りたい!!という気持ちが溢れているのを感じました。

わらべうたあそびをしたり、歌を歌ったりソーラン節を踊って見せたり楽しい時間を過ごせることが出来ました。おばあちゃんたち紹介では見守る子どもたちの中から「顔が似ているね。」と大人顔負けの言葉も聞かれ、皆がおばあちゃんたちを身近に感じて嬉しそうでした。楽しい時間をありがとうございました。また、一緒の時間を過ごせる機会を楽しみにしています。

異年齢で過ごす中で、日々友だちの存在が良い刺激になっているなと感じます。朝の係活動の時、お泊り保育で年長児が不在な日がありました。その時に年中児は餌切りをし、年少児に庭掃除の手伝いをお願いしました。「嫌だ。」と断られるかな?と思ったものの「いいよ!」と何とも頼もしい返事が返ってきました。ほうきの握り方を伝えると上手に握れており自分で掃き出す姿に年中児からも「上手、上手。」とお褒めの言葉をもらい笑顔が溢れる年少児でした。

やる前に出来るかな?と感じた不安は、子どもの大きな可能性がある事を改めて感じさせてもらいました。たくさん褒めた年少児から「やろっか?」と自ら声が出たり、逆に年中児は負けてならない!と言わんばかりに「しなくていいよ。」と自分たちの意欲になったりお互いがいい刺激を受けているなと感じます。一人ではできない事も誰かがいるから自分もと興味を持つこと、出来る喜びから自信と日に日に一人ひとりが力をつけているのを感じます。

週末には布団の片付けがあります。最初はやり方が分からず思わず涙する子もいました。しかし、自分でやっていくうちにやり方が分かり今では友だちの手助けをする姿も見られます。これかも、頼って頼られての中で一緒に過ごす楽しさや悔しさなど感じる気持ちを大事にしていきたいなと思います。これからも、自分で出来る力をたくさん身につけていけるように手助けしていきたいと思います。日に日に成長する姿をしっかり見つめ、共に喜んでいきたいです。