日常の姿から ~こんなに力がついています~

 11月に入り、年少さんもグループに入り新しいグループを作りました。グループを決める際に、話し合いを持ちました。客観的に見合ったお互いの姿や、もし困った時に自分が誰とだったら出来そうなどの思いが出たりし、一人ではなく集団で過ごすためにどうしていくか考えながら決まりました。新しくリーダーとなった結衣ちゃんは、自分が頑張るだけでなく年少さんを誘ってくれたり(根気がいります・・・)、サブリーダーとなった広奈ちゃんは結ノ介くんから助けを求められると励ましてくれたり自分の事だけでなく周りの事を考えて行うことが出来ています。頼って頼られての中で毎日が上手くいくばかりではないものの自分がやる!という責任感も感じる中です。

先週の土曜日は、休みが多く朝の係活動の時に人数が少ないとなり急遽、その日のグループを決めてやる!!となりました。そこで、リーダーに名乗りを上げたのが輝虎くん。サブリーダーが仁一郎くんでした。いつもは、縁の下の力持ちの存在の二人がその日は、自分が率先して仕事を割り振りし仕事に取り組んでいました。日頃、普通に取り組んでいることも理解しているからこそでき自分の力は確実についているのがみられました。でも、仕事は一人でするのでなく仲間と協力してする中で声掛けが必要となります。

そんな時、結ノ介君は年少さんがいることに気付き集めた落ち葉を入れるちり取りをお願いしていました。リーダーとサブが「出来る?」と聞いて皆が寄り添っていました。そして、結ノ介くんはホウキを使い「もう少し、下がって」などと二人でするためにどうしていくか考え伝えていました。こちらから伝えなくても、自分がやっていく中でこうしてみようと考え出来る姿に凄いなと感心することでした。

毎日の取り組みの中では、気持ちが折れる日もあります。でも、自分がリーダーになりたい思いから意欲が出たり頼られると意欲になったり、覚えるだけで立派だった年中さんが人を支え引っ張る強さを持てていることに改めて成長を感じました。技術だけが力でなく、自分たちで考えて作っていく姿をこれからも応援し支えていきたいなと思います。園生活で、自分たちが過ごしやすいように生活を作っていける姿がとても頼りになるなと感じます。園で見せる姿をこれからも保護者の方と共有していけたらと思います。