文責 山角 沙織

季節を感じる日々   楽しいこと探しの毎日

今年は例年より早く梅雨に入りましたね。毎日、天気がどうかな~と気になるのは大人なだけのようだなと感じるやりとりがありました。「今日も雨だね」と話すとじんいちろう君が「最近、梅雨が流行ってるもんね」と言うと周りも同意するかのように「そうだよ。梅雨でしょ」と一気に和む瞬間でした。そんな風に子どもたちには天気なんてお構いなしなんだと吹き飛ばされ、雨の日でも活動を楽しくあれるように過ごしています。
 年長児になると、体も逞しくなっていることを日々感じます。朝の体操の中で手押し車を取り入れました。年齢が低いころには自分で体を支える事も友だちの足を支えて歩くことも、力の入れ方やバランスのとり方に苦戦し一歩、一歩進むのがやっとだったことが懐かしくなるくらいです。今では、不安定さを打克って手と足を上手に供応させて調整する力が見られるようになりました。ただ真っ直ぐ進むだけでなく途中でくぐるなど仕掛けを入れても上手に体を適応させながら皆がクリアーしていました。その時に動きが苦手な仲間の姿があると、自然と「もっと手を開いてみて」とアドバイスを送り合ったりしています。自分が出来るからこそ言葉で伝える事が出来るようになっているし、皆がそれぞれ違う中でお互いを理解し合い色んな形で協力し合えているなと感じる事でした。

今、出来ることを精一杯出し合ってやっていけるそんな時間を大事にしていきたいなと思います。年長だけで過ごす時間に喜びを見せてくれる12人の仲間たち。誰がいないかもよく気掛け合い、一緒にと誰とでも関われる姿は本当に嬉しく思います。色んな経験を通して、仲間への援助であったり教える力などお互いの信頼関係を深めていけるようにしていきたいと思っています。