10月下旬の高千穂の峰の登山から2回目のお泊り保育を無事に終えることが出来ました。子どもたちは、目の前の行事に楽しみを持ち周りから何か聞かれようものなら「内緒~」と答え、年長だけの特別な時間を感じられるといいなと側で過ごしながら話を聞くこちらも嬉しい気持ちでいっぱいでした。年長という最後の一年でコロナウイルスとう感染症で行事に不安を与えてしまったかもしれません。ですが、子どもたちは一つ一つの行事を迎える事で親元を離れ仲間と協力して一人では出来ないことも仲間と共にやり遂げ本当にまた一段と逞しくなったと思います。最初の不安な気持ちはやり遂げた自信に変わったと思います。人と過ごす中での協調性や自分のことをやり遂げることが出来たのもさすが年長さんだと思っています。家族の方には毎回、元気に送り出してもらいありがとうございました。

登山にお泊り保育、只今大工仕事中


~年長はすごい、やればできる!!が合言葉です~
園生活の中で子どもたちの会話のからランドセルは何色?というやりとりも出るようになり次は1年生と心待ちにしています。そこで、1年生になったら使う物でと話から只今、自分だけの本棚を作成中です。前回の灯篭では保護者の方の協力をいただいたのですが今回は自分の物を自分でという挑戦です。まずは、こちらで線を引き名前を書いた板を用意すると字が読める子が呼んであげたり、自分の一文字なら分かるという子は自分で探したりしながら作業が進んでいきます。大きな一枚板を手にした子どもたち・・・「全部切るの?」と聞いてくるので「そうだよ」と答えると「よっしゃ!!」と前向きな返事が返ってきてびっくりしました。そこからは「先生、のこぎりしよう」と誘われることが多くなりました。途中で「疲れんじゃない?」と聞くと葵生くんが「年長はすごいから!やれば出来る!!」と気合の入った返事が返ってきてそこから自ずと「年長はすごい」と言い合いながらお互いを高め合っています。のこぎりと金づちを使う中で、道具には数に限りがあります。そして、切る作業には木を押さてくれる手伝いも必要となります。自分の事がしたいという気持ちはあるものの、12人全員が互いに協力し合い分担しながら作っているところです。のこぎり一つにしても「最初を切るのはこっちがいいよ」「全部切るならこれだね」と道具を選びながら自分が使っている時でも少し必要になると貸し借りしています。全員の目標として協力するからか「今年の年長さんは早いね」と声を掛けてもらうと誰よりも私が喜んでいるのかもしれません。そんな時は、やっぱり年長さんはすごいな~と思う瞬間です。今後も自分がされて嬉しいことを友だちにもという優しさが増えていくといいなと思います。今しかできない経験の元、たくさんの力が身につくようにありたいと思います。本棚は12月の成道会でお披露目できたらと思っています。どうぞ、お楽しみにしていてください!!