文責 田代 美穂

砂山でトンネル開通!

〜みんなで力を合わせて〜

自分だけが楽しいあそびから、誰かと一緒にあそぶことでもっと楽しくなることや、人が喜んでくれる姿が嬉しかったりする気持ちが分かるようになってきます。言葉でのやりとりがたくさんできるようになってきた今、そういった関わりの中で人の気持ちを知ったり、知ろうとすることを大切にしていきたいと思います。そのために、子ども達が発信しようとする言葉、自分の気持ちを伝えようとしている言葉を私たちもちゃんプール遊びの合間に年中児さんを中心に砂山作りが始まりました。えいじくんやひまりちゃんはまわりのともだちに「砂を持ってきて!」「ここにかけて大きな山を作ろう!」と声を掛けていると、周りにどんどん友達が寄ってきて「みんなで大きな山をつくってみよう!」とそれぞれがバケツやスコップを持ち寄ってきました。砂を掛けては固めて…を繰り返すうちに大きな山が完成しえいじくんとひまりちゃんは「トンネル掘ってみよう!」と大興奮で掘り進めていきました。周りの子ども達も「つながりそう?」「もう少し?」と見守っていました。初めは慎重に掘っていたもののなかなかつながらないトンネル…。次第に大胆にほっていくと、お互いの手と手が繋がり「わぁ~♪つながったよ~!」と大興奮でした!それを見ていた周りの子ども達も「やってみたい」と一人ずつ手を入れて「ほんとだ!つながってる!」と大喜びでした。その後は開通したトンネルに水を流して、川作りが始まっていました。

初めはバケツ一杯の水を流しますが川のようには流れず「なんで流れないんだろう?」と不思議顔の子ども達!年長児さんが作る川のようには流れず「どうやって年長さんは川を作るんだろうね」と相談し始めました。すると次から次へと周りが「水をもってくるね」と水を運び出す子ども達!どんどん流していくうちに次第に川となり流れはじめ「流れたよ~!」とまたまた拍手して喜んでいました!子ども達の遊びは無限につながっていきます、そんな日々の子ども達に気づきを大切にしていきたいと思います。