寒さに負けないぞ!

~季節の遊びを楽しんでいます〜

文責 田代 美穂

子ども達の元気な声とともに、新しい年がスタートしました。コロナ禍の中、自由に行動できず窮屈な思いに、気持ちが落ち込みがちではありますが、子ども達に「何して遊びたい?」と尋ねると、目を輝かせて「外であそびた~い!」と寒さなんてへっちゃらで園庭を駆け回っています。最近は年長児さんに刺激を受けてコマ回しを楽しむ姿があり、コマ回し競争を友達と楽しんだり、ルールのある遊びを通して友達と関わりながら遊んでいます。残り少ない2ヶ月を笑顔いっぱいに過ごしていきたいと思います。

先日のお弁当の日は、子ども達の手作り凧を持っていき、凧揚げを楽しみました。凧作りでは、年少児さんは「ねこかいたよ~!」「じぶんのマークかいたよ!」「これおかあさんだよ~♪」など思い思いにビニール凧に好みの絵を描き完成させました。年少児さんも描画に変化が見られるようになり、具体的に意味を持って描画を楽しむ姿が増えてきました。

年中児さんは、凧の形にハサミを使って切っていくのですが、大きな凧は一人で切る事ができず、困った子ども達は自然と友達同士で「いっしょにしよう!」「ここちょっと押さえててね!」など、声を掛け合いながら友達の力を借りながら、切る作業を行っていました。自分の凧を一生懸命に作り、オリジナルの凧が出来上がり「はやくとばした~い!」と待ちきれない様子でした。

お弁当の日は風がけっこう強く吹き、「よ~し!とばすぞー!」と意気込んでいた子ども達!年少児さんは坂道を勢いよく駆け下りていき、上手く飛ぶと「見て見て!とんだよ~!」と大喜びでした。友達と一緒に「せぇのっ!」と言いながら一緒に走り出すと「せんせぇー!からまっちゃったよ~…」なんてハプニングもありながらそれぞれに楽しむ姿がありました。

凧揚げは経験すればするほど上手くなるので、年中児さんは昨年よりも上手にあげられるようになっていました。高台では、風に力を借り上手く風に乗ると走らなくても凧を上げる姿もあり、凧揚げは、自然の影響を受ける遊びなので、子ども達にはとても重要な遊びだと感じています。風を上手くうけ、風に乗せた凧をコントロールしながらあまり走らなくても、風邪に乗せる方法が分かってきます。

日本には伝統的な四季の遊びがあります。凧揚げ遊び一つ取っても子ども達は「なんでだろう?」「どうやったらうまく飛ぶのかな?」など多くのことを学んでいきます。子ども達にたくさんの経験をさせてあげられるように、工夫をし、遊びを提供していきたいと思います。遊びを通して、たくさんのことを学びたくましく成長して欲しいと思います。