文責 黒木 美紀

人との関わりの中で知っていくこと     

〜ぼくがおにいちゃん、わたしがおねえちゃん〜

雨続きだった天候からやっと晴れの日が舞い戻り、また真夏に逆戻りのように暑さがかえってきました。かわるがわるの気候の変化に小さな体がついていくのも大変です。水分をしっかりとったりしながら水遊びをするなど、自然に感じる涼をたくさんとりいれていけたらと思います。
 さてそんな最近の1歳児さん。今月誕生日を迎えたありさちゃん、ひろえちゃん、そうたくんは1歳児さんの中でおしゃべりもたくさんしてくれるようになり、あそびの中でも2歳児さんとの関わりも多くなってきました。その分憧れも強くなってきており、午睡の時にはひろえちゃんは2歳児さんと共に部屋を移動します。先日はそうたくんも、かごをもって移動しようとするなど、自分たちにもできる!といった気持ちがよく出ていました。そしてあこがれだけでなく、「ぎゅ~」と自分より小さなお友だちに対しての”お世話”をすることも出てきました。時には嫌がられたりする中ですが、何のその!めげることはありません。

でも、こういった《余計なお世話》になることもとても大切で、人との関わり方・これは嫌だ、これは嬉しい、喜んでくれているという気持ちを小さな子どもながら経験することの積み重ねにもなっていきます。大好きな友だちに笑ってもらえることの喜びは子どもたちにとっても喜びへとつながります。そして、そんな友だちへの憧れから、大人とのあそびが多かった小さな子たちも、この子といたら楽しい!と知るようになり、同じ遊びを共有してあそぶようになってきます。同じクラスの中で月齢によって関わり方がちがうのは、1歳児さんの時だけだと思います。この年齢の子どもたちの遊び方・関わり方の変化をこれからも楽しみにしていきたいと思います。