文責 假屋 由美子

こども園で大事にしたいこと⑤    〜命〜

8月に入り認定こども園かさぎでは、大きな2人の存在を失いました。お手紙でもお知らせした理事長 中根賢明、愛犬のももです。
私たちのこども園では常々「命」の話をしております。人間、動物、食べ物、植物など様々なものは同じ命で出来ている。そして、それは1つしかない尊いものである。ということです。しかし、生きている間は普通が当たり前になってしまい、なかなか大切なものを大切だと認識しなくなっていきます。生前よく理事長は「人はみんな愚か者である」とよく口にしていました。その言葉の通り、2人を失ったことで改めて普通ということが本当に幸せであるということに気付かされた気がしました。今現在生きている、生かされている私たちが今回の出来事から何か1つでも気付かされること、学ぶことがあれば幸いに思います。子どもたちにも、しっかり命の大切さ、そして命はいつか必ず尽きることを話していきます。命に最後があることを知ることで、自分の命、他人の命、物の命を大切に、そして後悔のない生き方をしてほしいと思います。