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大隅北保育園のこりす1歳児クラスだより2016年11月1日です。

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こりす1歳児:2016年11月1日program

    

わらべ歌を楽しむ子ども達 〜朝の会より〜

文責:大角 千代美

 ♪おてぶしてぶし、てぶしのなかに〜♪とわらべ歌を歌い始めると両手の掌を合わせて上下に振り身体を左右に揺らす子ども達。「どっちだ?」の最後の言葉にすぐさま反応し前にやって来て「こっち、こっち」と私の手の甲を叩いたり、指でつついたりしながら掌が開くのを今か今かと待っています。「こっちかな?」と掌を開くと「ないない」と反対の手を見つめます。

「こっちにあるかな?」と今度は反対の掌を開くと「ない、ない」と友だち同士で顔を見合わせます。残念ながら私の手の中には何も入っていなかったのです。というより何も準備しないままわらべ歌を始めてしまったのです。それを通りすがりに見ていた4歳児のかなほちゃんが「先生、これ貸してあげる」と小さなドングリを手渡してくれました。

子ども達は「どんぐりどんぐり」と嬉しそうです。何も準備していなかった自分を反省しながらまた、「これ、貸してあげる」とよく気づいて貸してくれたかなほちゃんに感謝しながら、再び♪おてぶしてぶし、てぶしのなかに」と歌い始めると子ども達は身体を左右に振りながら、ニコニコ笑顔で私の手の中を見つめています。

今度は手の中にドングリが入っている事を知っている子ども達は少しずつ少しずつ前にやってきては「どっちだ?」と問われる瞬間を楽しみに待っています。歌が終わり「どっちだ?」と両手の拳を差し出すと「こっちこっち」とるなちゃんが手を叩きます。「こっち。」とたいよう君が指先でつつきます。私の拳を握って離さないのはみにいちゃん。

「さあ〜いくよ」「こっちかな、ぱあ〜」と勢いよく掌を開けると「あった。あった」「ドングリ、ドングリ」とどの子もドングリが欲しくてたまりません。子ども達が私の掌からドングリを取る前に私が掌を閉じると「もう!」とるなちゃんが取れなかった悔しさを言葉にします。1個しかないドングリ、一人だけに渡してしまうとたちまち喧嘩になってしまうのは目に見えています。でも子ども達はドングリが欲しくてたまりません。

「これから、ドングリ拾いに散歩に行こうか?」と誘うと「行く!」とすぐさま立ち上がり朝の会は自然と終了し早速、靴を履いて園庭に出て行きました。私達保育士も我が身を振り返りながら反省の日々ですが,子どもたちが自然な形で興味を持って活動に参加できるよう努めていきたいと思います。一人ひとりの子ども達が自分らしく生きていく事を見る事ができるのは保育者としてとても嬉しい事です。

☆お願い☆

 日に日に寒くなっていますが、あまり厚着になりすぎないように注意してください。元気で戸外で遊べる様に多少の寒さにも負けないように身体つくりを心がけていきたいと思います。また、気温や遊びに応じて調整できるように脱ぎ着しやすい洋服をお願いします。

〈今週の予定〉

2日(水) 描:プチマジック 3日(木)文化の日 4日(金) 手:小麦粉粘土 5日 (土) 合同散歩 7日(月) 小運動会 8日(火)文:ビッグ絵本



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