こりす２歳児クラスだより大隅北保育園｜２０１４年１１月２５日の子どもたちの風景　

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こりす２歳児：２０１４年１１月２５日program

初めての遠出　～お弁当の日～

文責　大角千代美

初めての遠出　～お弁当の日～

　初めて二歳児だけでお弁当の日に重たいリュックを背負い、水筒をもって段坂元方面へ遠出をしました。天気にも恵まれ子ども達は嬉しそうに友達と手を繋いで歩きます。松ぼっくりを見つけると「これ、なあに？」「松ぼっくりじゃん」と女の子が拾い始め「先生、袋は？」「袋ちょうだい」とゆいなちゃんが催促。一人一枚ずつビニール袋をあげると嬉しそうに拾い集めます。

その後もカラスウリやドングリを見つけては宝物の様に袋の中にしまい大切に持ち歩く子ども達。道路の落ち葉をガサガサと音を立てて歩いてみたり、木陰の暗く冷たい道に入ると「先生、お手々」「手を繋ごう、先生」とこうすけ君とれん君が近寄ってきます。「ここ、暗いよ」「ちょっと寒いし・・」と気温の変化がわかり木陰で寒々とした雰囲気は怖いようでした。

半分くらい来た場所で「先生、一歳児さんは？」「どこに一歳児は行ったの？」とゆいなちゃんがたずねてきました。「一歳児さんは支所で待ってるって」と教えるといつも一緒に生活している１歳児の姿がなくて寂しいのか「早く、行くよ」「みんな、待ってるよ」と先を急ぎ始めました。

「ねえ～どこでご飯食べるの？」とこうすけ君が聞いてきます。「ここじゃないよね」とれん君が不安そうに尋ねます。「さあ～どこで食べようかな？」と子ども達とおしゃべりを楽しみながら歩きます。時間の経過と共にあきひと君が少しずつ遅れてしまうと「がんばーれ。あきひと君」「がんば－れ、がんばーれ」とゆいなちゃんが声援を贈り力づけます。あきひと君もゆいなちゃんの声援に応えるかの様に走っては距離を縮めます。支所前で一歳児と合流。

「おーい。みんな～」と一斉に走っていく子ども達。一歳児も再会を喜び一目散に駆け寄ってきます。「ワンワンいたよ」「黒ネコがこっちにはいたんだよ」「田代先生、どこに行ったの？」「ほら、松ぼっくり。見たい」と情報交換です。保育園を出発してから段坂元地区を回り支所まで約一時間弱でしたが五名とも最後まで頑張って歩き通しました。