こりす２歳児クラスだより大隅北保育園｜ 2016年11月29日の子どもたちの風景　

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こりす２歳児：2016年11月29日program

「ご飯食べてから寝よう」～約束の一日～

文責：前川　咲織

　朝晩の急な冷え込みに、鼻水や咳が見られるようになりました。手洗いうがい・栄養のバランスがとれた食事・良質な睡眠・十分な休養と生活リズム（２１時就寝７時起床）の安定に引き続きサポートください。そして、何よりのビタミンであるギュッの抱きしめを宜しく御願い致します。

　金曜日に散歩から帰ってきたしゅんたろうさん「せんせーごはんたべてからねよう」と一言。その言葉にせいやさん・こうがさんも賛同しました。私が「給食の先生にご飯ができましたか？って聞いてきてください」と応えると張り切って給食室へ行き尋ねました。しかし、「おきたらごはんができてるんだって」とトーンダウンして報告がありました。

その後、ホールの板目に沿い歩くしゅんたろうさん・せいやさん。歩きながら配膳室を確認していました。こうがさんは「せんせーごはんたべたかったね」と言いながらパジャマに着替えていました。諦めきれない二人に私は、「私たちは先に寝てからご飯を食べます」と伝え部屋に入りました。渋々入ってきた二人・・・静かに着替え始めました。気持ちを切り替えながら布団に入る二人に「明日、沢山散歩に行ってからご飯を食べて寝ようか？」と相談すると曇り顔がすっきり晴れ渡りすんなり眠りにつきました。

この日の夕方、帰りの会前にしゅんたろうさんが皆に「あした、さんぽにいってからごはんをたべよう」と相談し皆から賛同の拍手を貰い、そのまま給食室に走って行きその旨相談すると「いいですよ」の返事を貰い大喜びで部屋に帰ってきました。

こんなやりとりを繰り返した次の日は、登園から張り切り散歩でも、その後の青空給食でも自分達で何でも取り組むやる気スイッチ全開でした。本来は日々の生活リズムは崩すべきではないのは分かっているのですが，子どもの気持ちに応えること約束を満たす事の重要性と、こんなにも素直に表現する素直な子どもの気持ちを汚すことのないよう保育に努めていきたいと改めて思う一日でした。自我の育みと何でも伝えたくなる大人との存在に子ども達は、潜在している限りない可能性を開花していきます。

今、子ども達の心はやる気とこんなことやってみたいなと思い仲間に伝え一緒に取り組もうとする気持ちと探究心が膨らんでいます。どんな自分でも素直に表現できる大人との関係つくりに保育士としての専門性を磨いていき共に輝く毎日でありたいと思いました。