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大隅北保育園のこりす2歳児クラスだより2016年6月28日です。

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こりす2歳児:2016年6月28日program

    

「あとからかして」〜相手の気持ちを自分の気持ちに折り合いをつける〜

文責 前川 咲織

 梅雨の合間に太陽が覗く日が増えてきました。また、夕暮れ時にはひぐらしの鳴き声も届くようになり梅雨の終わりもそそろかなと感じる毎日です。熱中症に気をつけて毎日を過ごしていきたいと思います。

「あとからかして」 〜相手の気持ちを自分の気持ちに折り合いをつける〜

5月の子育て学習会・家庭訪問などでもお伝えしていた自我の形成。進級して子ども達の自我に新たな一面が見られるようになりましたのでお伝えいたします。

以前お便りした、朝の会を自分達で取り組もうとしていたときのことです。保育士の真似をしながら出席簿を片手に出席をとり始めた子ども達。どうしても出席簿を使いたいせいやさん(2歳9ヶ月)。それまで、出席簿を使っていたりりさん(3歳2ヶ月)が、ひと段落つき使っていた出席簿を畳に置きホールに出掛けました。

それを見逃さなかったせいやさんは、次は自分の番と出席簿を手に取り張り切って保育士役を演じていました。そこにホールから戻ってきたりりさんが「りりちゃんの・・・かえして」と言いながら主張。せいやさんも「せいやがつかってる」と互いの気持ちをしっかり主張しあい始めました。

このやりとりの中で、涙が流れ近くの保育士に助けを求める機会もありましたが「自分に負けないで、しっかり使いたい気持ちを教えて欲しい」との願いの元「自分に負けない」と保育士が声を掛けることで、自分の手から離れそうになった出席簿を再び取り戻そうとする二人。暫くこのやりとりを繰り返しているとせいやさんが「りりちゃん、あとからかしてね」と言い、ぎゅっと握り締めていた出席簿から手を離しました。

このやりとりを観察しながら子ども達は、しっかり使う順番を理解していると感じています。大人の介入が多いとどうしても、その行動の善し悪しがついてしまいがちです。私たちは、自我の先にある第二の自我に向けて子ども達が子どもらしくその世界に進んでいける機会の保障に努めています。

今まさに第二の自我が芽生え始めていると確認し、これまでよりも子ども達同士のやりとりの保障とその後の自分の気持ちを自分の気持ちで伝える機会・そして相手の思いも知る機会を丁寧に取組み子ども達が、伸びようとする機会の保障に努めていきたいと改めて思いました。これからも家庭での様子でいつもと違う姿が見られましたら教えてください。又引き続き「ぎゅっ」の抱きしめを宜しく御願い致します。

★お知らせ★

※7月より水遊びを計画しております。水着がありましたら必ず名前を記入して持たせてくださいませ。また、身体拭き用のフェイスタオルも一緒に持たせてくださいませ。尚、水着と身体拭き用のフェイスタオルは園で洗濯し保管となりますのでご了承くださいませ。

(今週の活動予定)

29日(水)合同散歩 30(木)手 1日(金)わらべうた 2日(土)描・散歩 4日(月)体育 5日(火) わらべうた



社会福祉法人笠木福祉会

スイミーこども園

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