大隅北保育園のかもしか3.4.5歳児クラスだより2016年12月27日です。

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和紙を作って年賀状あそび　〜自分たちの手で作りあげることで気づく物の大切さ〜

文責：豊永祥子

　今年も残すところ、わずかとなりました。４月からスタートしたかもしか組も今のメンバーで過ごす時間もあと三か月程です。子どもたち一人ひとりにとって充実した毎日となるように、これからも努めていきたいと思います。

先週から子どもたちと一緒に牛乳パックを使って和紙作りをしています。まず最初に、はがきを子どもたちと確認し紙がどうやってできるのか、ということを皆で話し合います。「何を使うんだろう。」「紙をちぎるのかな。」「でもどうやってくっつけるの？」と子どもたちは疑問でいっぱいの顔を浮かべていました。そこで私が、牛乳パックを使って作ることを伝えると、興味津々にその和紙作りの工程を聞いてくれていました。

牛乳パックを一枚に開いてから水に浸し、何日か水に浸した後に自分たちの手で表面の絵柄やビニールの部分を剥いでいきます。剥いでいる途中に、なかなか綺麗に剥ぐことができずにいました。そこで前川先生からアドバイスをもらい、一度剥いだ牛乳パックに今度は熱湯をかけてみることにしました。すると、剥がしにくかった牛乳パックがするすると剥がれていくことに驚きと喜びを感じて「うわぁー！！」「さっきと違うね！！」「こっちの方が剥がしやすいね。」と新たな発見を共有し合う姿がありました。

剥がした紙をさらにミキサーで細かくしていきます。そして細かくしたものを水にさらし、そこからＡ４サイズの金網を使って和紙の形にしていきます。粘土板に金網を乗せよく水を切ってから、乾かし和紙が完成しました。「すごいね！」「真っ白だー！」「絵も字も書けるね！」と子どもたちで達成感を味わっていました。

今回作った和紙で、年長児さんで年賀状を書いて実際に家庭に届くようにしたいと考えています。年賀状を出すという日本の伝統を伝えるなかでも、はがき一枚作るということがこれだけの準備と労力を要することだということを少しでも実感してくれていたらと思います。便利な物が増え、不自由することのほうが少ない現代の生活のなかで、紙一枚作るという経験から物の大切さ、当たり前にあるものではなく、そこにたくさんの人が関わって作りあげているのだということを子どもたちに伝えていけたらと思います。今年も保育にご協力下さりありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。良いお年をお迎えください。

●お知らせ●

・新年は１月４日からの開園です。開園時間は普段通りの７時〜１９時までとなります。よろしくお願い致します。

・年末年始の連休中も規則正しい生活を心掛け、子どもたちの体調管理をよろしくお願い致します。

●今週の予定●

２８日（水）クッキング　１月４日（水）環境認識：お正月　５日（木）描：体験画　６日（金）凧つくり　７日（土）環：散歩

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平成27年度決算報告書

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