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大隅北保育園のかもしか3.4.5歳児クラスだより2016年11月15日です。

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かもしか3.4.5歳児:2016年11月15日program

    

異年齢ならではの関わり 〜ぶつかり合いの中で得る友だちの良さ〜

文責:山角 沙織

 少しずつ肌寒さを感じるようになり子どもたちから「寒いね」と言う声が聞かれ「私の手、触ってみて」と友だちと暖かさを感じる姿がみられるようになりました。丈夫な体つくりを目指して、食事や休養、衣服の調整など心掛け元気に過ごしていきたいと思います。

4月から以上児は異年齢で過ごす空間の中で3歳児は身辺自立を目指し、保育士と個々の関わりも深め、共に横の繋がりも大事に過ごしています。また、4歳児は自分の思いと相手の思いがある中で自分を出して相手を受け入れていこうとする中で大人を介さずに自分たちでやりとりする逞しさがでてきました。


5歳児になると先の見通しも出てきて、自分だけでなく周りと協力することでやり遂げられる達成感を味わい、年下の友だちの事まで気にかけるようになり自信すら見える姿が見受けられるようになりました。一人ひとりが違って当たり前の中で、友だちの存在がある事で一人では感じられない事もたくさんあり集団生活ならではだと思います。友だちの存在を知り、相手に受け入れてもらえるように遊びの中で成長していけたらと思い毎日の遊びを年齢ごとや時に全員で遊び込んでいます。

 先日、皆でわらべうたをしていた時、3歳児の聖愛ちゃんと亮太くんが足に当たった当たってないで遊びが止まりました。当たったと訴える聖愛ちゃんは泣きながら強い口調で「痛かったよ」と訴え、亮太君は落ち込んだ表情で目も合わせずそっぽを向いています。二人のやり取りが平行線で続く中、一緒に遊んでいた他の子どもたちも互いの気持ちに寄り添うように言葉を掛けていました。でも、当人同士の表情はすぐれず遊びは止まったままです。でも周りは誰一人不満を言う子もおらず皆で遊びを再開するために二人の気持ちを切り替えようと必死さも見えてきました。

きっと、頭の中では分かっていても行動と気持ちが結びつかずに折り合いをつくにつけられずではと感じ、互いの思いを代弁し伝えると「痛かったんだよ」「うん」「もう、しないでね」「ごめんね」とやり取りした二人。何事もなかったように皆の中に入り共に遊びを楽しむ姿が見られました。気持ちよく人と関わる事に色々な葛藤を感じ一つずつ実感する場面が日常の中でたくさんあります。

大人との関わりから友だち同士、年上、年下というように色んな立場からのたくさんの関わりの中で仲間関係を築き信頼関係が生まれて友だちっていいなと思う瞬間を大事にしていきたいと思います。また、個人面談でお話し出来たらと思います。

(今週の予定)

★今回のお弁当の食材は、しいたけかれんこんです。

・16日(水)お弁当の日 ・17日(木)描)体験画 ・18日(金)文)素話 ・19日(土) 体)マット ・21日(月)造)廃材遊び ・22日(火)誕生会



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