大隅北保育園のこりす２歳児クラスだより2018年10月16日です。

HOME > 目次 > こりす2歳児：2018/10/16

　　　　

「すごいねー・・・。」〜台風を感じる〜

文責：豊永　祥子

　朝夕と冷え込みが厳しくなり、日中との寒暖差で鼻水、咳などの症状が見らております。これからの季節、インフルエンザ等の感染症が流行し始める時期でもあります。園でも手洗いうがいを更に気掛け、子どもたちが元気に楽しく過ごせるように努めていきたいと思います。

　台風が９月３０日に来る前日のお話です。２歳児さんから園の畑に行きたいとの声が挙がり門の所で待っていました。台風が来る前の外は風が普段とは違い、木の揺れ方も大きく揺れていました。先に集まっていた２歳児さんと一緒に１歳児さんも揃いはじめた頃・・・ふと、こうまさん（２歳９カ月）が私の手を引っ張り「みてみてー。」と空を指さしました。どうしたのだろう・・・とこうまさんの目線に合わせて座り、指をさした方を一緒に見てみます。

すると、雲の流れをじっと見つめるこうまさん。「すごいねー・・・。」とぽつり。普段の雲の流れとは違い、台風で速く流れていく雲に気づきじっと観察していました。台風がやってくることで気づく、自然の変化。子どもたちの一日いちにちに同じ日などなく、その日その日に多くの発見があるのだと思います。その発見に一緒に共感し合い、喜び合う時間を多く積み重ねていきたいです。

「せっけんがなかったの！」〜ふぐあいをことばにする〜

　午睡前に手洗いうがいを２歳児さんに声掛けしました。少し後から遅れてやってきた、はるくさん（２歳１０カ月）なかなか手を洗おうとはせず・・・「どうしたの？手洗えたかな？」と私が尋ねても、ただ首を横に振って洗っていないと伝えるはるくさん。「じゃあ、どうして洗えなかったの？」と尋ねました。口を何度か開こうとするも、言葉にならず・・何度かそのやりとりを繰り返し、５分ほど経った頃・・・「せっけんがなかったの！（だから洗えなかった。）」とはるくさんが話してくれました。「そっか、ごめんね、石鹸が無かったんだね、片付けてしまってた！」と私と一緒に手を洗い、その後お昼寝へ・・・。

私たち大人はつい子どもたちが困っていると、先に先にと手を貸してしまいがちです。しかし、子どもたち自身が自分が今何に困っているのか、ということを自分の言葉で話していく力も生きていく為に必要なことです。子どもたちが胸に秘めている思いを先回りして大人の言葉で表現するのではなく、子どもたち自身の言葉として引き出していけるように一緒に待ちながら、子どもたちの今の声を大切にしていきたいです。

●今週の予定●

１７日（水）手：洗面器回し　１８日（木）文：紙芝居　１９日（金）お弁当の日　２０日（土）描：絵の具　２２（月）わ：でんでらりゅうば　２３日（火）誕生会

---

---

pdf-0.84MB
苦情解決・第三者委員会

pdf-0.191MB
平成27年度決算報告書

↑pdf無料ソフトダウンロード