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大隅北保育園のかもしか5歳児クラスだより2018年8月7日です。

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かもしか5歳児:2018年8月7日program

    

犬小屋作り 〜やりたい気持ちがあふれ出る〜

文責:大角 千代美

 茶太郎の家作りをしました。丁度良い大きさの床板に釘打ちから始めましたが硬くてなかなか釘が打てません。途中までは上手くいっても曲がってしまったりあと少しという所で釘の頭が折れたりと思う様にできません。「また、曲がった」と呟くゆずさん。「できない、硬い」と手を止めるあおいさん。「貸して・・」とせあさんが手伝いますが「硬い、先生」と顔を上げます。

やりたい気持ちとは裏腹に作業は思う様に進みません。子ども達に疲れが見えてきたので午前中の作業は中止にしてプールにしました。午後からも子ども達がプール遊びを楽しむ中、私は試行錯誤しながら以前外トイレの横にあった壁板で何か出来ないか考えました。するとそうまさんが「先生、僕もしたい」とやって来ました。まだ、何も考えていなかった私は「これ、壊そうか」と言うと「うん、するする」と自ら金づちと釘抜きを手に作業を始めます。

けんしさんも来ると「これ、壊すんだって」とそうまさん。プールで泳いでいた子ども達も次々にやって来ては「やりたい」と参加。廃材なので子ども達のやりたい様にやらせて見守る事にしました。すると午前中とは全く違い自分達で道具の使い方を考えながら出来ない時は「せあちゃん、ちょっとここ手伝って」と援助を求めたり、「一緒にこの釘を取ろうよ」と協力する姿がありました。のこぎりは使ったことがあった子ども達でしたが釘抜きは初めての体験「大丈夫か」と不安で仕方がない私の気持ちとは裏腹に淡々と作業をこなす子ども達。

板がバキッと音を立てると「先生、バキッていった。」と笑いながら解体を進めていきました。

次の日、犬小屋の製作では昨日とは全く違う子ども達の表情と手際さが見られました。学童のあらたさんとひびきさんの力添えも加わり子ども達はそれぞれに板を切ったり、釘打ちしたりと見る見るうちに作業が進みました。みんなのやりたい気持ちが形となり自信へと変わりいつのまにかみんなで協力して取り組む姿へと変わっていました。危ない事は教えますが生活はやっぱり面白い。大人が声高に教えなくとも子ども達は難なく溶け込みどんどん吸収しています。そんな教材を増やしていけたらと思います。

今週の予定

8日(水)わらべうた  9日(木)造:舟作り  10日(金)環認 重さ 13日(月)〜15日(水)合同保育



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