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大隅北保育園のかもしか3.4.5歳児クラスだより2018年5月15日です。

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かもしか3.4.5歳児:2018年5月15日program

    

犬との出会い〜命の尊さ〜

文責:山神 寿江

 子ども便でもお知らせがあったと思いますが、ゴールデンウィーク明けに保育園に犬が仲間入りしました。コタローが亡くなってから、待ちに待った犬。子どもたちも嬉しさから「何色の犬だろう」「名前なんてしよう」と心待ちにしていました。

いざ犬とご対面。「かわいい」「小さいね」「黒色だ」とそれぞれ感じたことを口にしていました。大人気の犬。散歩や外遊びから帰って来ては「ただいま〜」と声をかける子どもたちの姿に嬉しくなりました。また一緒に過ごす中で名前・当番活動はどうするかという話になりました。名前は、黒色の事から「クロ」が人気でした。その他にも「くるまくん」「みーちゃん」「ちゃたろう」「いちごちゃん」等それぞれつけたい名前をあげます。

なかなか名前を決まらずにいたので・・・子どもたちの名前の由来を聞いてきてもらい発表会ごっこをすることにしました。発表会ごっこの中で「お父さん・お母さんが決めてくれました」「女の子なのでかわいい花の名前をつけました」「夏生まれだから」などそれぞれ聞いてきた事を発表してくれました。名前はお父さん・お母さんの思いがありつけられた一人ひとり大切な名前です。

みんなも犬のお父さん・お母さんであることを伝え、そのことを踏まえ子どももう一度考えてもらいました。その中で「クロ」「ちゃたろう」の2つがあがります。「クロ」は「黒色だから」、「ちゃたろう」は「黒色だけでなく茶色もあるから」「男の子でちゃたろうってかっこいいから」等それぞれの思いを伝え合います。そんな意見交換をくり返し名前は「ちゃたろう」に決まりました。

名前も決まり喜ぶ子どもたちでしたが、11日の夕方ゲージに入ってぐったりしていました。ぐったりするちゃたろうを見て心配する子どもたち。普段の生活の中で嬉しさから必要以上に抱っこをしたり、抱っこしたくお腹をギュッとしてしまう子どもたちの姿がありました。その都度ちゃたろうはおもちゃではないこと・抱っこしないでも自分で遊べる事・抱っこの仕方等を伝えてきました。ちゃたろうがぐったりしているのを見て自分自身のお腹をギュッとして実際に苦しさを体験したり、犬の扱い方はどうだったのか、命の尊さについて子どもたちと考え話しました。

すると自分自身を振り返り「先生たちが言っていたのにたくさん抱っこしてしまった」と話す年長児。その目には涙が浮かびます。実際にちゃたろうがぐったりしているのをみて伝えてきた事の意味が実際に結び付いたのだと子どもたちを見ていて感じました。また命はこの世に1つしか存在しません。そして、失ってしまったら戻ってこない事、みんなの扱い方1つでちゃたろうは元気にもなるし、ぐったりもしてしまう事などを伝えると、真剣な目で私の顔を見ながら話を聞いていました。

今回の事で命の尊さはもちろん、犬の扱い方・実際にどうだったのかと振り返るきっかけになりました。子犬から育てられることは本当に幸せな事です。これからも子どもたちと一緒に考え、飼育活動をしていきたいと思います。(病院受診をし、元気になり帰って来てくれました)

<お知らせ>

・環境も変わり、また日々の暑さで体調を崩しやすくなっています。規則正しい生活・十分な睡眠・栄養ある食事にご協力ください。
・毎日20度を超える日々です。掛け布団・毛布はお家で保管をお願いします。また掛け布団の代わりにバスタオルをしようしていきますので、準備をお願いします。
・家庭訪問のご都合の良い日をお知らせください。

<今週の予定>

16日わらべうた 17日リレー 18日環境認識 19日紙芝居 21日わらべうた 22日ビッグ絵本



社会福祉法人笠木福祉会

スイミーこども園

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