らっこ０歳児クラスだより大隅北保育園｜ 2017年11月21日こどもたちの風景　

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らっこ０歳児：2017年11月21日program

言葉にならない言葉　～自我の芽生えの始まり～

文責：榎並理恵

　朝晩の冷え込みが「もう冬が始まったよ」と言っている様に感じるこの頃です。１０人の子ども達は、１０人の個性をそれぞれに輝かせながら保育園生活をエンジョイしているように思います。

朝の会、散歩等、いろいろな場面で子ども達がとても仲良く集う光景が見られ、月齢の大きい子ども達が月齢の低いあおい君、あさひ君、本村ひなた君を気に掛ける姿が見られたり、友達が困っていると助けようとしたりする姿も見られ、心がほんわかになる毎日です。

その反面、おもちゃ等の取り合い、自分の思いのぶつかり合いも増えて自己主張し合う場面も増えてきました。自我が芽生え、「これがしたい」「これが欲しい」「自分で」「いや」といった自分の思いがどんどん出てきました。その思いを上手く言葉に出来ずに自分の思いが友達や相手に分かってもらえずに噛んだり、押したり、物を投げたり等の行動をしてしまいます。

こうした行動が言葉に出来ない言葉として子ども同士の中で起こっています。私達もお互いの気持ちを大事にしながら見守り，子どもたちの気持ちを汲み取り，代弁し，対応しています。只、噛みつき、ひっかきに関しましては特に未然に防ごうと心を配っているところですが、とっさの事で防げない時があるのも現状です。保護者の皆様には可愛いお子様に噛みつきや引っ掻きの傷を作ってしまって心が傷み、本当に申し訳ございません。

子ども達の思いに寄り添い、共感し、子ども達の思いを抑え込むのではなく上手に出していけるように人と触れ合う事の大事さを築いていく基礎の時代を作っていきたいと思っています。子ども達が安心出来る場でありたいと思います。何かお気付きの点がございましたら何でも構いませんので教えて下さい。