こりす２歳児クラスだより大隅北保育園｜ 2016年10月18日の子どもたちの風景　

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こりす２歳児：2016年10月18日program

「ねえ～しよう！」～活動を考える力～

文責：前川　咲織

　急な冷え込みも重なり、焼き芋シーズン到来。子ども達は、１１日（火）に芋を洗い２日間天日干ししました。そして、１３日（木）に念願の焼き芋大会・・・朝から「ねえはやく、ひたきしよう」（しゅんたろうさん）。その声に皆も賛同し、朝の会後プール跡地に集い芋を新聞紙に巻き、水に濡らし更にアルミホイルに巻きました。そうして１歳児さんの焼き芋もつくり火炊き用の葉っぱや木切れを集め始めました。

「ほうきもってこよう」（ななみさん）。その声で、皆が箒とちりとりを持ちかもしかの朝掃除のように園庭を掃き始めました。そして、集めた葉っぱやせんだんの木を小さな手でぎゅっと握りしめ私のところまで持ってきました。火炊きも安定し芋を入れ、焼き上がりを待ちました。待ちながら雲梯やかけっこに取り組み運動会ごっこの余韻に浸る子ども達。焼き上がりの芋を「あちぃ」と言いながらも新聞紙に包んで頬張りました。

そして、残りはおやつの時にと箱に入れていると「せんせーごはんからたべよう」とななみさんが言うと私の「給食の先生に聞いてみよう」と言う言葉を最後まで聞かずに「聞いてみよう」とのあさんの言葉に「きいてみよう」（たいすけさん・せいやさん）と言いながら給食室に駆けだし「あるって」と帰ってきたななみさん・りゅうのすけさん。「外で食べよう」（しゅんたろうさん・こうがさん）「じゃあつくえもってこないと」（せいやさん・せいらさん）皆で話し合いこりす前の芝生の所にシートを敷き食べることになりました。

シートを広げると風で飛ぼうとするシートを見て「みんなシートにすわって」（なつきさん）。子ども達なりに感じたことを伝えながら給食を食べ午睡となりました。進級時より気持ちを言葉にすること、やりたい気持ちを言葉にする機会の保障に努めて保育して参りました。大きな行事を終え更なる心の育みへと向かっていると確信した一日でした。

この日の課業は、描画でした。起床後に広幅用紙に描いたお芋は大きく一人ひとりの思いがこもっておりました。これから、子ども達と一日の活動を確認しながらも、子ども達自身の取り組んでみたい活動との話し合いを重ねながら、子どもが保育に参画する２歳児なりの取り組みに挑戦していきたいと楽しみが膨らみました。子どもが活動の真ん中にいる生活空間に努め、毎日を笑顔で意欲的に取り組むよう念じて参ります。毎日のギュッの抱きしめを引き続き宜しく御願いします。