こりす１歳児クラスだより大隅北保育園｜ 2017年1月31日の子どもたちの風景　

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こりす１歳児：2017年1月31日program

仲間意識～人と人のつながり～

文責：南迫秀也

　今まで一人あそびが主だった子どもたちが、群れでのあそびを楽しむ姿を目にすることが多くなってきました。ままごとスペースでご飯を作ったり、カバンにいろいろな物を詰め込み絵本部屋等に出かけたりと、楽しみ方はそれぞれです。

そこには目には見えないものを共感しあい，遊ぶ姿があるのではないかと思います。それに伴い自分だけではなく、そこに相手がいるということが自然と存在しコミュニケーション力が育まれていくのではと思います。

園庭でかくれんぼをしている時の事です。「○○ちゃんいないねー」の一言から子どもたちはその子を探し「○○ちゃんいたー」と見つけます。みんな見つけてほしくて木の陰にそぉーっと隠れ，見つけてもらうことを楽しみにしています。

隠れること、見つからないことを楽しむ事がかくれんぼだと思っていた自分にとっては新しい発見でした。そんな中、羽虹衣ちゃんが転んでしまいました。すると自然と子どもたちが集まり「だいじょーぶ？」と起き上がらせ服についた砂をはらっていました。子どもたちの中ではしっかりと相手を思いやる気持ちが育ってきているなと思いました。こういった仲間の芽生えを確認し，嬉しく思うと同時にその繋がりがより深いものとなるように保育を狙っていきたいと思います。

●絵本紹介●

『おおきなかぶ』　作：A・トルストイ　絵：佐藤忠良　訳：内田莉莎子

とっても有名なロシア民話のおはなしです。何度も何度もくり返される「うんとこしょ　どっこいしょ」の掛け声。２度、３度とくり返されるうちに、自然と体を動かしながら、一緒に「うんとこしょ　どっこいしょ」の掛け声があがったりします。犬や猫などおなじみの動物たちが増えるたびに、くり返される言い回しと「うんとこしょ　どっこいしょ」の掛け声。この単純なくり返しが、子どもにはとても楽しいんですね。