大隅北保育園のこりす１歳児クラスだより2016年10月4日です。

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言葉での関わり　〜朝の会の様子

文責：大角　千代美

　９月が終わり時折吹く風が心地よく、秋の訪れを感じます。

　夏を元気に過ごした子ども達は友達と関係も少しずつ広がり、逞しさも感じられる様になりました。朝のでは少しずつ座って話が聞けるようになってきた子ども達。2歳児との合同の朝の会も好きな場所に座って参加しています。先日の事、小中先生の絵本の読み聞かせが始まると子ども達の大好きな絵本だったようで、静かに座って聞き始めました。

隣の部屋からトコトコとひろなちゃんがやってきました。ひろなちゃんも朝の会に参加したかったらしく前列の椅子に腰かけました。横に座っていたみにいちゃんが即座に「ここはちがう」と片言で訴えます。しかし、ひろなちゃんにはその言葉は届かず、今度はみにいちゃんがひろなちゃんの腕を掴んだ瞬間にひろなちゃんからほっぺたを叩かれてしまいました。あまりにも急な展開にみにいちゃんも驚きを隠せません。すかさずひろなちゃんを指さし「・・した」と訴えますが、ひろなちゃんが自分よりも小さいとわかっている為か、みにいちゃんは気持ちを切り替えて、空いてる席に座ろうとしました。

するとるなちゃんが「だめ」「だめ」と言葉を発します。私は“空いているのにどうしてだろう？”と見ているとそこはたいよう君の場所だったようです。絵本に夢中になり立ち上がって前に出たたいよう君が戻ってくると「ここ、ここ」とるなちゃんがたいよう君を誘います。たいよう君の場所を守ってくれていたのでしょう。二人には笑顔が見られました。

しかし、自分の座る場所が見当たらないみにいちゃんは納得がいきません。二人の間に入ろうと頑張りますが「ちがう・あっち」とるなちゃんに押しやられます。その様子に気がついた2歳児のりゅうのすけ君が「こっち・こっち」と手招きしながら優しく声をかけてくれました。呼ばれた場所に座ったみにいちゃんは自分の思いが報われてとても嬉しそうでした。

　とにかく目に入るものに気持ちと行動が向く年齢、要求や気持ちを伝える手段（言葉）が未熟な為に「噛む」「ひっかく」「叩く」などのトラブルもよくあるのが現状です。1歳児の気持ちのぶつかり合いは些細なことから始まります。やったりやられたりしながら悔しさや悲しさ、嫌な気持ちを学んでいくのではないでしょうか。

また、嫌な気持ちだけではなく初めて貸してもらえた嬉しさや貸してあげられた嬉しさなども知っていくのだと思います。大人が善悪の判断を押し付けるのではなく、安全な限り見守って嫌な気持ち、嬉しい気持ちに寄り添っていこうと思います。＊裏面も見て下さい。

〈今週の予定〉

５日　(水)　文：紙芝居　６日（木）わ：カラスカズノコ　７日（金）体：丸太渡り　８日　(土)　合同散歩　９日（日）運動会　１０日（月）体育の日　１１日（火）文：ビッグ絵本

　☆今週の日曜日は運動会です。いつもとは違う雰囲気に戸惑ったり涙が出てしまうこともあるかもしれませんが、ご声援よろしくお願いします。

　☆親子競技の走者順を記載しておきますので、当日のスムーズな進行にご協力ください。尚、プログラムの一つ前には必ず集合してください。競技内容は本日配布した運動会ニュース2号に記載しております。目を通していて下さい。

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平成27年度決算報告書

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