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認定こども園かさぎは鹿児島県曽於市にある施設です。

かぴらべなれす3.4.5歳児class news

『嬉しい…』〜友だちの温かさを感じて〜

★文責:山下 沙樹

第46号 平成27年3月17日

 先週の土曜日のことです。午後の外遊びから片づけに入ろうとしたときに、せんりくんがなごむくんとのあそびの延長で背中から砂を入れてしまいました。それを見ていたかぴら・べなれすのお友だちに、「砂を入れるのは嫌だよ」と伝えられ、せんりくんも普段、そのようなことはしない為、砂を入れることは嫌だったということも十分分かっていたようですが、素直になれないところもあり裏の階段に隠れてしまいました。

そのときが、片づけだったということもあって、お友だちから「片づけしよう」と声をかけられることもありましたが、片づけが終わり、みんなが部屋に入っても隠れたままでした。

おやつの準備が終わり、いただきますの挨拶をするころにも帰ってこないせんりくんに、「来ないね」「おやつ食べないのかな」「片づけしてないし、砂かけたもん」といろんな意見がでました。給食当番だったてんせいくんが外を見てソワソワしており、せんりくんを気にしているのがわかりました。てんせいくんに「せんりくん食べないの」と聞かれたので、「食べる人は部屋に来ると思うよ。来ないからたべないんじゃない?」と意地悪な返事を返しました。

大人の意見を聞いてその通りに動くのではなく、仲間を第一に思い、自分たちの考えで行動する力がついてほしいという願いがあり、どうするのかを見ようと、あえて冷たい言い方をしました。てんせいくんは「僕一緒にたべたいな…」と呟き、近くにいたひなのちゃんが「(せんりくんを)呼ぶ?」と聞いていました。

そこで「私は呼ばなくていいと思うけど、みんなが呼びたいなら呼んだらいいと思うよ」と話をすると、てんせい君が中心となり、全体に呼びに行くように誘い始めました。靴箱のところから「せんりくんおやつ食べよう!」とみんなで声を掛けましたが、せんりくんは、何も言わずに顔をそらして、また裏に隠れてしました。

それから少しして、帰りの会が始まると、何事もなかったように帰ってきて畳に座るせんりくん。そのことに気づいた子ども達が、「なんで呼んだのに来てくれないの?」「一緒に片づけもしてないよ」「砂もかけて!」と個々に思っていたことを伝え始めました。

それにはせんりくんも驚いたようで、今度はどこにも行かずに、真剣にみんなの話を聞いていました。せんりくんも自分の思いを話し、私も上に書いたようなせんりくんの知らない一連の流れを伝えました。それまで真剣な表情でしたが話し合いが解決してから、ボロボロと涙を流すせんりくん。なんで泣いているのか尋ねると「嬉しい」と言って泣き出しました。

話を聞くと、てんせいくん達が、自分を誘おうと行動していたことが嬉しかったというもので、せんりくんからこの言葉が聞けたことに私もとても驚きました。

それと共に仲間というものの意味を心から感じることができたのだと分かり、嬉しくなりました。自分を大切に思ってくれる友だちがいることを感じたときほど幸せなことはないと思います。

これを機に、子ども同士の絆が深まり、又さらに心を動かすようなことがふえるのかなと思える出来事でした。一人ひとりがかけがえのない仲間で、みんな揃うから面白い・楽しいと思える仲間づくりをしていきたいと思います。

【今週の予定】

18日(水)わらべうた)高低 21日(土)春分の日 19日(木)描画)体験画 23日(月)合同散歩 20日(金)環境認識)春を