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スイミーこども園の園だより2019年5月30日です。

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園だより:2019年5月30日program

    

子どもたちの世界観 〜絵本〜

文責:假屋由美子

きらきら 5月号

 子どもたちには様々な大人にはない世界観があります。その中でも、物語に入り込む力は大人の想像以上です。

私が保育士の頃、「ももたろう」の絵本を年長の子どもに読んだことがありました。保護者の方にも大変身近な絵本だと思います。大人が読むと最後は「めでたし めでたし」と終わりますよね。しかし、一人の女の子が絵本を読み終わると泣いていたのです。「どうしたの?」と尋ねると「だって鬼がかわいそうじゃん」「何にもしてないのになんで退治するの?」と泣いているのです。その子どもを見た周りの子どもたちの反応は様々でした。「だって鬼だもん」「鬼は悪い奴でしょ?」「言葉で言えばいいんじゃない?」「ももたろうの話だから仕方ないもん」と本当に様々に色々なことを感じているようでした。

絵本を読む時、よく言われるのが保育士の思いの押し付けではない。ということです。つまり、「めでたし」は子どもの心が決める事なのです。

「きょだいな きょだいな」という絵本を見たことがありますか?様々な道具が大きくなっている絵本です。そして、この絵本には毎ページにきつねがいます。これは大人はなかなか気づかないものてすが、作者の「見ている子どもたちが寂しくないように」と描かれているものなのです。

このように絵本には様々な要素が含まれている事が多くあります。大人には気付かないもの、大人には感じないことを子どもたちがしっかり感じ、想像を膨らませてくれる「絵本」にはとても大きな影響力があります。是非子どもたちには、色々な種類の絵本に出会う機会を与えてあげてください。また、大好きな保護者の方の声で読んでいただく事が一番子どもの心に響きますので、1週間に2〜3冊から絵本読書の時間を作ってみてください。

6月の予定

3日(月)避難訓練 12日(水)お弁当の日 6日(木)龍樹交流 18日(火)誕生会 10日(月)小運動会  21日(金)クッキング  22日(土)学童クッキング



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