こりす２歳児クラスだより大隅北保育園｜ 2017年12月5日の子どもたちの風景　

HOME > 目次 > こりす2歳児：2017/12/5

こりす２歳児：2017年12月5日program

sns-button

冬を探して~焼き芋ごっこ ~

文責：大角　千代美

　寒くなりましたが、子ども達は、穏やかな日差しを受けて元気いっぱい園庭を駆け回りながらも、時どき冷たく吹く風に表情をこわばらせたりしています。寒さも日に日に本格的になってきているので体調をみながら外で楽しく遊べるよう促せていきたいと思います。

１１月で2歳児みんなが３歳の誕生日を迎えました。言葉もしっかりと喋れるようになり、自分の思いをはっきりと伝えられる様になってきています。

土曜日に一歳児と合同で北集落公民館の隣の銀杏畑に遊びにいきました。一面黄色の銀杏の葉で埋め尽くされて子ども達は大喜びで走り回ります。最初は好きな場所で好きな友達と木に登ったり、銀杏の葉を拾い集めていた子ども達でしたが、かなた君とるなちゃんが何やら刈り取った草を集め積んでいます。

「見て、見て、焼き芋作ってるの」と声が聞こえてきました。「えっ。焼き芋」とすぐさま反応したのが傍にいたはにいちゃん。草が積んである光景を見てすぐに気がついたみたいです。はにいちゃんもみにいちゃんと力を合わせて別の場所に焼き芋を作り始めました。そこには１歳児も参加、一緒にどんどん草が積まれて今にも火をつけると燃え上りそうな状況がありました。保育園でよく目にする光景を子ども達が自分たちの遊びの中で再現して楽しむ姿に生きる力を感じました。

子ども達にとって生活の全てが遊びです。子どもは遊びの天才とはよく言うもので何も道具がなくても、飽きもせず遊んでいます。傍で温かく見守り、たまには同意したり褒めたりすると安心感を抱きながら集中して遊べます。もちろん、大人と関わって遊ぶ事も大好きです。人と力を合わせ何かを成し遂げること、そして人のために頑張る事の喜びを感じられるように保育をしていきたいと思います。