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大隅北保育園のこりす2歳児クラスだより2016年12月13日です。

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こりす2歳児:2016年12月13日program

    

「のりたかったの?」〜気持ちを受けとめて〜

文責:前川 咲織

 お弁当の日、本園でかさぎ保育園の2歳児との交流を行いました。バッタとりや焼き芋用の薪を取りに行く中で、子ども同士の共感が生まれました。今後も交流を計画していきたいと思います。

「のりたかったの?」〜気持ちを受けとめて〜

 午前中の体育活動を終え、三輪車遊びを始めた時のことです。倉庫の中から二人乗りの青い三輪車を取り出そうとしていたりゅうのすけさん(2歳9ヶ月)が泣きながら「りゅうの」と言っていました。

そこには、どうしてもせいらさんと一緒に乗りたいのあさん(3歳8ヶ月)と利用をめぐり主張がぶつかっていました。互いに譲らず、手にした三輪車を引き合っているとそこになつきさん(3歳5ヶ月)が駆け寄りました。そして「どうしたの?りゅうのすけくん。」と顔を見ながら様子を尋ねました。「りゅうの」としゃくりあげながら話すりゅうのすけさんに「のあちゃんにかしてっていってごらん」と寄り添い導いていました。

のあさんはのあさんで「だってのあちゃんものりたいんだもん」と主張し、最終的にはのあさんが先に使うことになりました。しょんぼりしているりゅうのすけさんになつきさんは「りゅうちゃん」と暫く一緒にその場にいました。きっと、心の中では「気持ちは分かるよ」と言っているようでした。以前、なつきさんも同じ三輪車をめぐり10分程の主張のぶつかり合いがありました。

しかし、自分の思いは通らず悲しい思いをしました。でもやっぱりその時も、こうがさんに力を貰い順番がくるまで心を落ち着かせていました。子ども同士の繋がりの中で、こうした順番を巡る主張のぶつかり合いも折り合いをつけております。

大人の日頃の接し方から沢山の知恵と方法を学ぶ子ども達。どちらかが思うようにいかないばかりでなく、きっと主張を通した側も使いながら心のどこかに相手の気持ちは引っかかっていると思います。その思いに自ら向き合い、自分で折り合いをつけ「交代しよう」の言葉や順番に使う行動に移っていきます。

このような心の葛藤を繰り返しながら、相手の思いやそれに関係した友だちの気持ちに触れ、支えられながら自分磨きの毎日は繰り広げられていきます。この日も暫くするとりゅうのすけさんに三輪車を渡すのあさんがありました。今を大事に心の育みを重ねていきたいと思います。

この日も午睡場所を巡っての主張のぶつかりあいがありました。全身でぶつかり,自分の思いを相手に伝えています。この時期,とても大切な姿です。

★お知らせ★

※歯ブラシの準備有難うございました。

★今週の予定★

14日(水)15日(木)描画16日(金)手17日(土)散歩・体育19日(月)小運動会20日(火)文学  



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