こりす２歳児クラスだより大隅北保育園｜ 2015年3月3日の子どもたちの風景　

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こりす２歳児：2015年3月3日program

友達との関わり　～床屋さんごっこ～

文責：大角　千代美

友達との関わり　～床屋さんごっこ～

　「ゆずちゃん、こっちきて」「ここに座ってください」と声が聞こえてきました。見るとゆずきちゃんがゆずちゃんと床屋さんごっこをしていました。椅子に座ったゆずちゃんの首にゆずきちゃんがタオルを巻き、洗濯バサミで留めるとれん君が「ちょっと待っててください」と大きめの布をカバーにして洗濯バサミで留めました。二人でゆずちゃんをお客さんにして髪いじりが始まりました。「すいません。ゴムを取ってください」と髪を結んでいた黒ゴムをはずし五本指で梳かし始めます。「痛くないですか？」「シャンプーしますね」とペットボトルのジュースをシャンプーに見立てて洗髪が始まりました。

ゆずちゃんも嬉しそうにみずきちゃんとれん君のお客さんを演じます。「ジャ～ジャ～」「シャワーしてまーす」「かゆくないですか」聞こえてくる言葉を聞きながら顔がほころびます。「今からセットします」と聞こえてきました。振り向くと「先生、ハサミ貸してください」とみずきちゃん。ハサミを渡すわけにはいかず、隣の部屋から櫛を借りて渡しました。「有難うごさいます。」と更にブラッシングが始まりました。ゆずちゃんはずーっとされるがままですが文句ひとつ言うことなく、お客役を楽しんでいます。れん君が円柱の積み木を持ち出し、カーラーの真似でしょうかゆずちゃんの長い髪を巻きつけ始め「大丈夫ですか？」と優しく声をかけます。ゆずちゃんも「大丈夫。」と返答。その後、手指でハサミを作りカットが始まりました。

しばらくすると無事に終了したらしく、「こっちに来てください」と畳みの上に布団が敷かれ「ここに寝てください」「疲れたでしょう」と優しく寝かされました。その内にお迎えが次々にこられて子ども達の床屋さんも自然と閉店になりました。遊びを目の当たりにしながら子どもの観察力や成長に驚かされる毎日です。子ども達はあそびの主人公になれる「ごっこ遊び」が大好きです。「病院ごっこ」や「電車ごっこ」など「ごっこあそび」の中で日常の生活で体験したことや自分のイメージを言葉や動作で表現しながら楽しめるようになってきました。もうすぐこりす組での生活も終わり。泣いたり笑ったり喧嘩したり・・色々な姿が思い出されます。