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認定こども園かさぎは鹿児島県曽於市にある施設です。

かぴらべなれす5歳児class news

どきどきのお泊り保育 〜仲間と一緒に生活を共にする〜

文責:山下 奈々

 先日は5歳児さんにとって一大イベントの一つでもあるお泊り保育がありました。すでに、各ご家庭で子どもたちからの思い出話がたくさんあったと思います。また、小麦色に焼けた子どもたちの姿を見ただけで楽しめたことが伝わってきたことと思います。

当日、その日だけ晴れるという奇跡にも恵まれ、子どもたちは下井海岸に向かいました。図鑑で見た魚を探したり、肩まで浸かって泳いだり、貝殻探しに没頭したり、青空の下でそれぞれの楽しみを見つけ、海を満喫していました。その後は、買い物に行き夕食づくりが始まり、バーベキューセットの組立てにも挑戦しましたが、ここで活躍したのが男の子たちでした。目を輝かせながら、自分たちで箱から道具を取り出し、写真を見ながら「これじゃない?」「こことここをくっつければ?」とネジを締め、見事完成したことに驚きでした。

おにぎりづくりも子どもたちに一任したため、大きさや形に個性がでていて、おにぎりを見ただけで楽しそうに握っている姿が浮かんでくるようでした。お肉が焼けるのが待ちきれず、サラダとおにぎりを先に勢いよく食べ始める子どもたち。焼く方が追いつかないくらいお肉の前には行列が絶えず、無心で頬張っていました。夕食を終え、それぞれでまた遊びを見つける子どもたちでしたが、いつの間にか両園隔てなくあそんでいる姿がありました。

前回のスイミー子ども園での交流の時とは一変して、同じあそびを同じ空間で平行してあそんでいるのではなく、あそびを共有する楽しさを感じているようでした。笑い声やはしゃぎ声が絶えず、仲間と過ごす時間を心から楽しんでいる様子が見られました。

今回、5歳児だけの特別な行事としてお泊り保育を目前に期待や楽しみも十分にあった中で、親元を離れることに不安も子どもたちの中ではあったと思います。“行くからには心から楽しんで欲しい”思いもあるものの、自分も我が子と初めて一晩離れることになり、保護者の方の不安も十分共感できる部分もありました。実際、夕食時や就寝時に寂しさを感じた子もいました。

しかし、私や友だちの存在を再確認し身を委ね、安心することでぐっすり眠ることもでき、次の日も笑顔で過ごすことができました。子どもはもちろん、大人も心配していましたが、今回子どもたちのたくましさも感じました。親元を離れ、自分たちのことを自分たちですることができ、生きる力を感じ、また子どもたち自身の自信にもつながったのではないでしょうか。今回、私についてきてくれた子どもたち、また、子どもたちを預けて下さった保護者の方にも感謝でした。

今週の予定

17日:わらべうた)あめこんこん 18日:文学)紙芝居 19日:クッキング 20日:体育)鉄棒 22日:文学)大型絵本 23日:環境認識)挨拶について

〜お知らせ〜

★19日は、クッキングになっています。今回は冷やしそうめんをつくる予定です。エプロン・三角巾のご用意を子どもたちと一緒によろしくお願いいたします。