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認定こども園かさぎは鹿児島県曽於市にある施設です。

るんびに1歳児class news

絵本の世界 〜子どもならではの世界〜

文責:八木 亜季

 おやつの後に帰りの会をするのですが、その後ビック絵本という、通常の絵本よりも大きな絵本を読むのが恒例となっています。先週もお伝えしましたが、自分たちのしたいことをはっきりと伝えてくれるようになった1歳児は、ビック絵本が置いてある棚もちゃんと知っていて、「よんで!」といって指差ししています。


 なかでもお気に入りは、「ぞうくんのさんぽ」「ころころころ」「もりのおふろ」です。もうすっかり文章も覚えてしまうほど毎日読んでいます。

その中の1冊、「もりのおふろ」は、森の奥にあるおふろに次々に動物たちが訪れて、「背中を洗ってくれませんか?」といい、「ごしごししゅっしゅ」といって背中を洗っていくのです。最後はみんなでどぼーんと入るのですが、最後のセリフ「あーごくらくごくらく いいきもち」のフレーズも子ども達は大好きです。けいごくんは、散歩から帰ってきておいしいお茶を飲んだ時に、思わず「あーごくらくごくらく〜」といってみんなを楽しませてくれました。

 絵本が始まると、最初の場面では誰もいないお風呂を見て、「いない!」と言い、2場面目で登場したライオンを見て、「いた!」と指差します。これまた、毎回必ず行われるやりとりで、何度繰り返しても毎回行われます。


しかし、ここからが私が驚いた子どもたちの世界です。その先の場面でライオンが体を洗うのですが、その場面を見ると元気くんがいつも、口に人差し指をあてて、「しー」と言うのです。それに合わせて他の子も、「しー」と言い合うのです。読んでいる私は、「なぜ?」と不思議に思っていたのですが、ある日謎が解けました。体を洗っているライオンの絵が目を閉じているように描かれていて、子どもたちはライオンが眠っていると思ったのです。ライオンが眠っているから静かにしよう・・・という子ども達の暗黙の了解でした。

子ども達は、絵を見て、お話を聞いて、まるで自分がその絵本の中にいるような世界を味わっています。そして、繰り返し繰り返し読んでもその世界に飽きることなく、むしろ深く入り込んでいくようになっています。お風呂ごっこでは自然に「ごしごししゅっしゅ」と言い出しますし、そこには私たちにしか見えない世界が広がります。最後はみんなで「どっぼーん ごくらくごくらく いいきもち」と大満足。

子ども達が今出会う絵本は、とても大切だと感じています。毎週月・木曜に行っている絵本貸し出しも、子どもたちが楽しみに絵本を選ぶようになりました。是非、ご家庭でも今しか味わうことのできない、子どもたちとの絵本の世界を存分に楽しまれてくださいね!