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認定こども園かさぎは鹿児島県曽於市にある施設です。

るんびに1歳児class news

ヤギさんが呼んでる〜 〜誰かにしてあげる喜び〜

文責:八木 亜季

 夏本番の暑さが続いております。子どもたちも発熱や鼻水などが続いていましたが、少しずつ元気になり、全員が揃うようになりました。お散歩は無理せず、園周辺の木陰を探索したり、園の前の工事を見学したりしています。水分補給もこまめにしていきたいと思います。

そんな中、連絡帳でもお伝えしておりますが、1歳児はただいまヤギ(といっても私ではありませんよ)と仲良しです。きっかけはある日のお散歩の帰り道、園の裏で飼育しているヤギを見てから園に帰ることにし、途中に落ちている葉っぱを持っていったことから始まりました。

一般的にヤギはやわらかくて緑色の葉を食べてくれそうなのですが、かさぎ保育園のヤギはなぜか枯れている葉っぱが大好き。しかも、大きくてバリバリと硬い葉っぱが大好きで、その葉はヤギ小屋の近くにたくさん落ちています。それを拾って食べさせるのが、1歳児の日課となりつつあります。

その次の日から朝の会が終わり、体操を始めようとしていると、りのちゃんが「めぇーめぇーいく」と指差しながら言います。すると、他の子たちも思い出したように、「めぇーめぇー」と言って訴えます。まるで、ヤギさんがお腹すかせているからいかなきゃ!と思っているようにも思えるほど準備も早く、げんきくん、ともきくんはさっとトイレを済ませたり、えいとくんは帽子をみんなに配ったり、けいごくんは靴も自分ではいたりなど。

ももかちゃんは最初のうちはヤギに近づけずにいたのですが、日に日に慣れてきて今では自分で葉っぱを直接食べさせることができるようになりました。

誰かに何かをしてあげるという喜びを感じ始めているように思います。みんなより遅れている子に気づいて迎えにいったり、帽子を落とした子に届けたり、泣いている子がいたりよしよししたり・・・これまで自分がしてもらうことが多かった子どもたちが、お友達に自然としてあげることがどんどん増えています。

もちろん自己主張もしっかりしてくれます。自分が満たされているときには相手にも優しくできるし、自分の気持ちをわかってもらえないときは、なにもかも嫌になってしまいます。

大人から見るとその主張は理不尽だったり、理解できないこともあると思いますが、子どもたちなりの想いというものをしっかりとうけとめ、どうしたらいいかを決めるのではなく、一緒に考えて折り合いをつけていける力を育てていけたらと思います。