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認定こども園かさぎは鹿児島県曽於市にある施設です。

るんびに2歳児class news

土手登りに挑戦!!〜友だちの力〜

文責:山角 沙織

 新年度が始まり、早くも一ヶ月が過ぎました。最初の頃子どもたちは午睡前になるとおんぶを求めたり、不安な姿を見せる事もあったのですが今では「トントンして〜」と声を掛けてくれる姿に私自身が安心し、嬉しく思うとこであります。

まずは、信頼関係を作る事を大事に日々を過ごしていきたいなと思っています。友だち同士でも名前も一致し、新入園児の友だちにも呼びかけたり私も「やまもも先生」と少々呼びにくい名前を呼んでくれ、何でもいいから呼んでくれてありがとうと、これまた嬉しい関わりです。

9人の子どもたちが園生活を楽しめるために一緒にワクワクドキドキたくさん笑っていきたいです。保護者の皆さまとは帳面で関わることも大事な手段だと思っていますので気になる事など何でもおっしゃってくださいね。

 散歩先のコースに鉄塔があります。鉄塔には階段、そして土手もあります。階段の上り下りを自分で出来、降りる時にはバランスをとりながら手を使わずに降りています。「バランス、バランス」と声を掛けると両手も使い慎重に降りています。

階段で登る、降りるが出来るようになり今度は土手登りを誘ってみました。まずは、私が挑戦して見せ両手両足を使って登って見せ、登りきり「やった!ばんざーい」と言うと拍手で称えてくれました。そこから、子どもたちも自分からの挑戦が始まりました。

龍心くん、優晴くんが土手に向かって手を掛けるので「足にも力を入れて」と伝えると草を掴んで上に進みだし、私もお尻を支えると一歩一歩前に進み頂上に到達でき、喜びの声が聞かれました。友だちの姿を見て後に、広奈ちゃん、玲那ちゃん、仁一郎くん、虎輝くんの挑戦が続き皆やる気です。自然と私が下から支える、先に登った子たちが手を差し伸べ上から引っ張るという連携が出てきました。人を思いやれる姿に素敵だなと感心することでした。

そして結ノ介くん、心音ちゃんは土手に両手をついて上を眺めていました。葵生くんも最後に両手を土手に掛け気持ち十分でした。園庭では、ジャングルジムに登り太鼓橋にも登りと体の動きがしっかりしてきました。体を動かす楽しさが出てきて、逞しさを感じます。一緒に過ごす中で、友だちの姿を見て自分も!!というやる気や友だちと一緒の中での楽しさを大事にしていきたいなと思う出来事でした。

 散歩に出ると、最近は虫探しもブームです。虫かごに捕まえたダンゴムシやトカゲに新しい草をいれたり覗きこんでみたり自分たちの仲間のように散歩にも連れて行っていますよ。虫は怖いけど、気になる姿も友だちと一緒だからだなと感じています。天気の良い日は外遊びを満喫していきたいです。