保育方針

基本方針

  1. 子どもを「発達の主人公」「生活の主人公」に育てる。(子どもの発達保障)
  2. 保護者が自己実現できる子育て支援を行う(保護者のエンパワメント)
  3. 地域に根ざす福祉施設としての役割を果たす。
  4. 職員が良質の福祉サービスを提供する働きがいのある職場を構築する。(職員のエンパワメント)
  5. 必要な福祉サービスを提供する福祉施設として経営の安定を図る。(施設の経営の安定)

支援目標

  • じょうぶな身体(健康)
  • たしかな考え(理性・認識)
  • ゆたかな心(感性・情緒)
  • よき仲間(協調性・社会性)

子どものためになる支援(最善の利益)―保育目標を実現する保育の構造―

1、基本的生活

 「自分の生活は,自分で作る」を目標にその子の心と身体の成長や発達に即して「身辺自立」と「生活文化(生活スキルやマナー)」を育みます。

2、あそび活動

  子どもの発達を主導するもっとも大切な活動。心身の発達に即して遊びの「楽しさ」,「創造性」,「社会性」を育みます。

3、自治活動

  生活をつくる庭掃除,拭き掃除,話し合い。動物の世話などの飼育活動,栽培をとおして生活技術や「助け合い」を体験的に学びます。

4、学習活動

  学校から出される宿題を中心に,「自ら取り組める環境」を用意し必要に応じて小道具を使い学びます。(辞書やおはじきなどを使用し,知識や技術を体得します。) 


本園保育の思想的根拠

▼自然は、子どもが大人になる前に、子どもであることを望んでいる(ジャン・ジャック・ルソー)

▼遊びやせんとや生まれけむ、戯れせんとや生まれけん。遊ぶ子どもの声聞けば、わが身さえこそゆるがれるれ(梁塵秘抄)

▼人生に必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学んだ(ロバート・フルガム)

▼「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない。子どもたちがであう事実のひとつひとつが、やがて知識や知恵を生みだす種子としたら、さまざまな情緒や感受性は、この種子をはぐくむ肥沃な土壌です。幼い子ども時代は、この土壌を耕すときです(レイチェル・カーソン)

▼自由感、精進感(倉橋惣三)