コロナ禍の中、今年は自粛や制限もないゴールデンウィークでした。鹿児島県ではおさまっていた感染も少しずつ増えてきています。日常の生活の中、感染対策をして子どもたちのために行動してくださり感謝致します。私自身も同じ保護者として、人ごみの少ない時間帯の買い物や、公園、人との接触をなるべくしないように行動しています。今までが当たり前に過ごせていた生活が当たり前ではない事に難しさを感じることもありますが、終息を願いながら今出来ることを子どもも大人も規則正しい生活リズムを崩さず健康に過ごしていく事だと感じます。園生活でも気温や湿度に合わせた換気や温度調節を心がけながら、子どもたちの基礎体力を育てる生活に努めたいと思います。体調の変化等ありましたら、小さなことでも帳面や口頭で連絡し合い、健康に過ごしたいと思っています。ご協力よろしくお願いします。

食べたいな!~生理的欲求の表現~

 園庭から帰ってきて沐浴を済ませたある男の子。時間的に空腹の時間でした。「ご飯の準備してくるね。」と声をかけ、机や椅子をいつもの場所に準備しました。始めは2歳児さんがホールの端でブロック遊びをしていたので一緒に遊んでいたのですが、机の上に自分の食事が準備されているのを見ると「あー、おー」と話して這い這いして食事の方に来てくれました。抱っこして「ご飯食べようね。」と聞くと、返事よりも体が前のめりになり(早く食べたいよ!)と言ってるようでした。椅子に座り1口目を食べると満面の笑みでした。「美味しいね。」と話すとまた笑顔になっていました。
 ある女の子は、美味しそうにたくさん食べている男の子を見て(私もあの子の食べているものが食べたい!)と言ってるように、食べる様子をじっと目で追い、自分の口を自然に開け、体は男の子の方を向きながら、食材に手を出して掴んで食べようとしていました。
 こちらから「ご飯食べるよ。」と声をかけたのではなく、私たちが配膳をしていたり友だちが食べている様子を見て、行動してくれる子ども達でした。食べる時の笑顔は私たちまで笑顔にしてくれる魔法の笑みです。何気ない行動や仕草でもサインをだしてくれる事を見逃さず、食べたい時に満足して食べる環境をつくっていきたいと思います。

文責:南 陽子