「かもしかになって初めての…」~自分で作る楽しさ~

 先月はかもしかになって初めてのクッキングがありました。3・4歳児で「よもぎ団子」を作りました。

 団子に使うよもぎを取りに行くときから「これで作るの?」「今日作るの?」と子どもたちのやってみたい気持ちがとても出て、楽しみにしているのを感じました。2日前から「エプロン・三角巾・マスクを持ってきてね」と伝えると、次の日には持って来ていました。
 クッキング当日は、持って来たエプロンなどを嬉しそうにつける子どもたちの姿がありました。さつまいもの皮むきをピーラーを使い、私と一緒にしていきました。順番でしたのですが、待っている間も友だちの皮むきをしている様子をじっと見ていたり、自分の番が来ると真剣なまなざしで剥いていきました。
 蒸し芋にして団子の粉とペーストにしたよもぎを混ぜていくと「色が変わったね」「すごいね」と色の変化も見て気づいていました。混ぜた生地を伸ばして餡子を包み、ラップできゅっと丸める作業は楽しかったようで、2~3回ずつしていく子どもたち。せいろを使って窯の上で蒸しあがるのを楽しみに待っていました。
 私は私用で食べるところまで見られなかったのですが、出来上がりのよもぎ団子を子どもたちは美味しそうに食べたそうです。それを聞いて私も「自分で作った団子の味は格別だったのかな」と嬉しく思いました。
 かもしか組に進級し、4月、5月と過ごしていくなかで”食べる楽しさ”を感じ、給食も「お野菜たくさん食べたよ!」と笑顔で教えてくれる毎日です。少し食に関して時間が掛ってしまう部分もありますが、こうして自分たちで作ることで興味を持ち、作る楽しさを通じて食べる楽しさ・喜びにつなげていきたいと思います。今月のクッキングも興味をもって楽しんでほしいと思います。

文責:長沼 由美