自分達だけの秘密基地 ~皆で作り上げる喜び~

文責:大角千代美

 7月10日(金)のお弁当の日はあいにくの天気で子どもたちと話し合い、かもしか組は各年齢ごとに秘密基地作りをしました。5歳児はプールを使用しみんなで協力して段ボールを広げ床張り、それが終わると今度は屋根作り。最初はプールサイドの淵に段ボールを載せていきますがすぐに落下、一人ひとりが自由に段ボールを運んできては「そうじゃないよ、こっちだよ」(たいようさん)「そしたらほら、壊れたじゃん」(かなたさん)「じゃ、こうしたらどう?」(はにいさん)「え~そうじゃないってば」(たいようさん)「もう、どうすればいいかわかんなくなった」(るなさん)と意見もバラバラ上手くまとまりません。いつまで続くんだろうとしばらく黙って見守る事にしました。

「なんか、持ってこないと」(かなたさん)「あっ、わかった載せる物・・」「先生、あれ貸して下さい」(るなさん)と指さした物は物干し竿でした。「はい、どうぞ」と渡すとプールサイドの横端から直線状に竿を渡して段ボールを広げますが竿がクルクルと左右に動くのですぐに壊れてしまい時間だけが過ぎ去っていきます。いつまでたっても完成せず子ども達の表情にも疲れが見え始めた時「ねえ、みんな手伝って」「みんなでやらないとできないよ」とはにいさんが声をかけました。

すると「かなた君、手伝って」「そっちを持ってて」とるなさん。たいようさんも「これ、どうしたらいいのかな?」と助けを求め「それはこっちがいいんじゃない」(みにいさん)と言われ「わかった」と同意。今までと違う雰囲気が伝わってきました。この日は特別にその場所でお弁当を食べ、午睡までする子ども達。時折降る大雨にもへっちゃら。子ども達の表情、姿から自分達の基地作りの達成感、喜びを感じました。みんなで一つの物を完成させるためにはみんなで話し合い、協力しなければ作り上げる事はできません。

仲間と協力して作り上げる等の経験を通し困った時には「誰か、手伝って」「力を貸して」と素直に言える様に日々の保育の中で努めていきたいです。

今週の予定
29日(水)合同保育 30日(木)わらべ歌 31日(金)描:吹き絵