先月の中旬に梅雨入り宣言をしたかと思えば、今月に入りすぐに梅雨明け宣言がでました。気温が日中30℃を越える日が続いています。熱中症予防、感染予防対策も行いながら、暑さに負けず元気に毎日を過ごしていきたいと思います。

「聴く力」~聴く力の大切さ~

 新年度を迎え、卒園児が進学した小学校との連絡会に参加しました。小学校との先生方と話しをさせていただく機会があり、その時間のなかで「聴く力」の大切さを伝えられました。
 「きく」という言葉には、「聞く」「聴く」という言葉がありますが、それぞれ意味合いが違います。「聞く」は、自分から何をしていなくとも勝手に音が入ってくる、音や声を耳で感じ取る時に「聞く」を使います。「聴く」は、注意して耳にとめる・耳を傾ける、という意味です。「聞く」との違いは、音を感じ取るのではなく、意識的に耳を傾けるということです。子どもたちに「きく力」をつけて欲しい、と思いますが私自身も子どもたち自身の声を「聞く」だけになってしまっていなかったかと振り返ります。子どもたちに関わる大人が、「聞く」姿勢ではなく、「聴く」姿勢を子どもたちに伝えていくことが大切なのだと感じました。日々、子どもたちと関わっていくなかで、私たちのことを呼んでくれる声をしっかりと聴き、また声にならない声も汲み取っていくことができるように大切に関わっていきたいと思います。

文責:豊永 祥子