「一緒に食べたの嬉しかった!」~食べる喜びから生活する意欲へ~

 年少児さんと一緒に給食を食べていた時のことです。「しょうこせんせいと一緒に食べたの嬉しかった!」と笑顔で伝えてくれました。ふとした一言だったのですが、とても嬉しく私も笑顔で「そう言ってくれて有難う!また一緒に食べようね。」と伝えると、「うん!」と返してくれて、食べ終えたお皿を片付けに向かった年少児さんでした。 
 食の時間が楽しいものだと、次の活動への意欲(生きる意欲)へと繋がっていくものだと思います。園では、食育活動の一環として畑活動にも取り組んでいます。かもしか組では、芋植えをしたり夏野菜の植え付けも行いました。2歳児さんも、園庭の畑の一角に野菜を植えました。その活動を近くで見ている0、1歳児さん。
 園全体の取り組みとして、野菜が成長していく過程を一緒に体感しながら、自分たちが口にしているもの、野菜だけでなくお肉や魚などの命あるものへの感謝も伝えていきたいです。食事に関しては様々な悩みを抱えやすいですが、生きる為の根本である食事の時間が、楽しい時間であることを基本として毎日を過ごしていきたいです。
 子どもたち1人ひとりの心の成長、身体の成長を一緒に話し合い、喜び合っていくことができる時間を保護者の皆様と重ねていけたらと思います。今月も、宜しくお願い致します。

文責:豊永 祥子