「・・・・だよ」 ~仲間とともに作り上げる楽しい時間~

先日の南日本新聞に、

発達障害に詳しい鹿児島市小児科医会の大坪修介理事によると、子どもの発達には、表情を読み取る力が急速に育つ3歳までが特に重要になる。目、鼻、口を見て顔と認識し、笑ったり、会話をしたりすることで脳が刺激され、喜怒哀楽の表情を学ぶ。これは4~5歳で発達する「相手の気持ちを理解する能力」の土台となる。(2023年1月30日 南日本新聞より引用)

とありました。

 お楽しみこども会を直前に控え、子どもたちは舞台の上で発表会ごっこを楽しんでいます。未満児さんも舞台の上で、わらべうたあそびを楽しんでいたり、以上児さんでは劇あそびでセリフが出てこなかった友だちに小声で「・・・・だよ。」とセリフを教え合う姿も見られました。友だちの表情を読みとって助け船を出したのだと思います。

 子どもたちはきっと緊張してしまうと思います。当日、親元を離れることも最初の大きな1歩です。普段の姿を見せる場、と言っても大勢の人の前で見せることは全く違う環境での発表となります。それでも、この1年間同じクラスで過ごした仲間、担任とともに作り上げたものを温かい目でご覧いただければ幸いです。子どもたち1人ひとりの目、鼻、口と様々な表情を目に焼き付けて、発表会後に親子での会話を楽しんでくれたらと、職員一同願っております。

 当日は感染予防対策に努めながら実施して参ります。発表時のみ、園児、担任はマスクを外しての発表となることをご理解ください。観覧時も、園児も可能な限りマスク着用といたします。12日を全園児62名が元気に迎え、終わった後に「楽しかった。」と子どもたちが実感できる、そんな1日にしたいと思います。宜しくお願いいたします。

文責:豊永 祥子